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イラク関連の新たな詐欺?IQDTは違法な暗号資産だった?

こんにちは。

これまでイラク戦争をはじめ、多くの戦争に強い関心を持ち調査をしている湯浅と申します。

特に、戦争が起こった後の国はどのように復興していくのかというところに興味を持っています。

現在でもウクライナとロシアの戦争は続いていますが、今後どのような形で戦争が終わり、両国はどのようにして平穏な暮らしを取り戻すのかも非常に気になっています。

先日もお伝えしたのですが...

みなさんは「IQDT」というものをご存じでしょうか?

IQDTはイラクの法定通貨である、イラクディナールに関連するものです。

イラクディナールに関しては、定期的に怪しい投資の話が出回っているのですが、このIQDTも詐欺の可能性があるのではないかと言われ始めています。

IQDTの怪しさに関しては別の記事でも書いていますので、今回は詐欺なのか?違法性はないのか?

といった点について述べてみたいと思います。

IQDTの購入を検討されている方は参考にしてみてください。

目次

IQDTは詐欺コイン?

では、さっそくIQDTは詐欺なのか?という点についてお話したいと思います。

私が調べたうえでの結論を述べると...

IQDTは詐欺コインではないと言えると思います。

なぜそういえるのかは、暗号資産詐欺の特徴を見るとよくわかると思いますので、IQDTに当てはめながら解説したいと思います。

詐欺や違法性のある暗号資産の特徴

それでは暗号資産詐欺の特徴をいくつかお伝えします。

まずは「元本保証を約束する」といった手口です。

暗号資産で資産を運用する時に、元本が保証されることはあり得ません。

暗号資産は価格の変動が大きいため、急に下落することも起こり得ます。

投資をする側からすれば、当然ながら急下落するリスクを避けたいと思うので、その気持ちにつけ込むのが元本保証を約束する手口です。

イラクディナールは史上最低価格とまで言われるほど価格が落ちていると言われているため、これ以上の下落は考えにくいとの考えが広まっているようです。

ですが、さらに下落することはないと言い切れることはないはずです。

となれば、元本割れとなることだって十分に考えられます。

ただ、私が調べたところ、IQDTは元本保証を謳った勧誘は行っていないようです。

ですので、この特徴には該当しないということです。

ICOプロジェクト詐欺

ICO詐欺というものをご存じでしょうか?

ICO(Initial Coin Offering)という「資金調達」の形をとった、暗号資産詐欺のことです。

資金調達をしたい企業は独自のトークンを発行して、投資家はビットコインやイーサリアムなどの暗号資産でトークンを購入します。

企業は、暗号資産を換金することで資金を手にすることができるという仕組みです。

事業やプロジェクトが成功すれば、発行していたトークンの価格が上がって、投資家に還元されるという仕組みになっています。

ですが、ICOはほとんどが詐欺だと言われています。

事業やプロジェクトが本当に存在するかのように見せかけて資金を集めますが、実態はプロジェクトもなければ、今後も開始する予定がないといった感じで、結局はお金を集めて逃げる目的で資金集めを行うといったものです。

では、IQDTはというと...

IQDTではプロジェクトなどは特になく、資金集めをするといったことがないようです。

プロジェクトの予定や進捗が価格には関係なく、イラクディナールと連動する暗号資産であるため、投資家はディナールの価格が復活することだけを信じて待つだけといった状況になるわけです。

ですので、ICO詐欺の心配もないということになりますね。

市場操作

市場操作とは、暗号資産の価格を意図的に操ろうとしたり、価格に干渉しようとしたりする行為のことです。

例えば、運営側が自分達が発行したコインの価格を意図的に釣り上げるために、大量の買いを入れるとします。

すると、コインの価格は上昇傾向になります。

その上昇を見て、投資家たちからさらに買いが入るとさらに価格は上昇します。

ですが、その隙に運営側が購入したコインを売ることで、運営側は利益を得ることになり、あとから買いを入れた投資家たちの手元に残るのは暴落したコインとなってしまうといったものです。

このように意図的に価格を操作する行為はもちろん詐欺です。

一方IQDTはどうなのかと言いますと...

ディナールの価格に連動しているステーブルコインなので市場操作などが行えません。

例えば、運営側がIQDTを1億円購入したとしてもIQDTの価格は上昇することはありません。

一般的な暗号資産だと1億円の買いが入れば、価格は高騰するでしょう。

逆に、IQDTを1億円分売ったとしても、IQDTの価格が大暴落することはありません。

ですので、IQDTでは、意図的な価格操作や市場操作は行われないことがわかります。

偽物のコインを購入することは?

私が調べたところ、現段階ではIQDTを購入できるのは、専用のウォレットからのみのようです。

ですので、IQDTの偽物を購入することはないのではないかと思われます。

紙幣でのディナール投資であれば、偽物のディナール紙幣を売る業者がいるようなのですが、暗号資産であるため偽物を購入する心配はないと言えます。

IQDTに違法性はあるか?

IQDTには違法性はないと言えます。

お伝えしたような詐欺的な要素はありませんし、偽物を購入するリスクもありません。

ステーブルコインであるという点は他の暗号通貨に比べると安心できるのではないでしょうか?

市場の操作を例に出してお伝えしましたが、運営側が市場を操作して、意図的に利益を得たとしても、実際のところそれを詐欺だと立証することはかなり難しいとされているようです。

ステーブルコインであれば、ディナールの価格のみによってIQDTの価格は変動するので、そのような心配がなくなるというわけです。

ステーブルコインとは?

ではステーブルコインとはなんなのかを詳しく説明したいと思います。

ステーブルコインは暗号通貨市場で安定性を実現するために存在しているとされており、価値を安定的に守ることを目指しています。

ステーブルコインの特徴は価格の大幅な変動が少ない点です。

日常的な取引や送金に関しても予測が立てやすく実用性が高いとされています。

また、ステーブルコインにはいくつかの種類があります。

1.法定通貨担保型

法定通貨担保型は、現実で利用されている法定通貨を担保とするステーブルコインです。

一定の交換比率を設定することで、ステーブルコインの変動率を抑えることができるようです。

変動率が抑制できるため安定性や信頼感が高まることに繋がるとされています。

代表的なUSDTなど、多くのステーブルコインが法定通貨担保型で発行されていて、普及も広がっています。

2.暗号通貨担保型

暗号通貨担保型は、ビットコインやイーサリアムなどの暗号資産を担保として発行されるステーブルコインのことです。

ボラティリティが大きい暗号資産を担保とするため、ステーブルコインとしての保証力は弱くなります。

3.商品担保型

商品担保型とは、金などの商品の価値を担保にして発行するステーブルコインです。

金は安定資産であり、経済の影響を受けにくいとされているため、価格や価値の大きな変動はなく安定しています。

4.無担保型

無担保型はアルゴリズムによって成立させるステーブルコインのことです。

市場の需要と供給をアルゴリズムによって把握することで、需要が多ければコインを売るなど、発行量を調整し、価格を安定させる方法です。

しかし、担保となる法定通貨だったり金などの商品がないため発行元の信用度が大切となるようです。

IQDTは、ステーブルコインの中でも最もポピュラーな法定通貨担保型です。

イラクディナールの価格に連動して発行されているようです。

まとめ

まとめますと...

・IQDTは詐欺コインの特徴に当てはまっていない

・IQDTの偽物は現段階ではない

・IQDTは法定通貨担保型のステーブルコイン

私が調べた結果では、このようなことがわかりました。

詐欺コインの特徴に当てはまっていないものの、確実に詐欺ではないとは言えないので、購入の際はよく調べてから購入するのが確実だと思います。

現在のイラクディナールの価値はかなり低いと言えますが、低いからこそ今後イラクの情勢がよくなり、ディナールの価値が復活すれば利益が出るかもしれません。

確かに、法定通貨に連動しているわけなので、ディナールの価格次第では「IQDT」を保有していることでお金儲けできるかもしれませんね。

私が調べた感じだと、詐欺や違法性はないと思いました。

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